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生後3か月の外出ガイド [時間や服装のポイントを冬夏別に解説]

<監修医師 春田 萌>
赤ちゃんの手

生まれたばかりだと思っていた赤ちゃん。でも3か月もするとだいぶ成長を感じることが多くなってきます。そろそろ短時間のお散歩やちょっとした外出もできる頃なのでママやパパの気分転換も兼ねてお出かけしてみませんか?

 

外出先で困らないお出かけ必須アイテムや服装のポイントを紹介します。

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生後3カ月の赤ちゃんの特徴

 

出生時の約2倍に!

生後3ヶ月の赤ちゃんは体重が出生時の約2倍ほどに増えてきて、成長をとても感じやすい時期でもあります。

 

*生後3ヶ月の赤ちゃんの平均値*

✅ 男の子・・・身長 約57.5~66.1cm、体重 約5.1~8.1kg

✅ 女の子・・・身長 約56.0~64.5cm、体重 約4.8~7.5kg

 

しかしながら、この時期はかなり個人差が大きいので、これらの数字はあくまで目安として参考にしましょう。

 

だんだんと出来てくる生活リズム

この時期の赤ちゃんは母乳やミルクも一度にたくさん飲めるようになるため授乳間隔が広がり、1日の授乳回数も落ち着いてきます。平均すると3~4時間おきになり、夜は寝る前にしっかり飲めば朝までぐっすり、という赤ちゃんも出てきます

 

中には一度にたくさん飲めるようになったことでお腹一杯飲み過ぎて、授乳疲れで授乳のたびにすぐ眠ってしまう赤ちゃんもいるそうです。

 

また体重や身長も著しく成長する時期です。中には、「3カ月を過ぎてもなかなか体重が増えない」と心配するママもいるかもしれません。

 

そんな時は、気軽に助産師や医師に相談してみましょう!定期的に体重を測り、少しずつでも増えていればほとんどの場合心配ありません。逆に「授乳量が多すぎて心配」という場合も、全て成長につながっているので心配いりません。

 

ミルクをたくさん飲むからといって、ミルクを薄めて飲ませたりすることは止めましょう。赤ちゃんの胃に負担がかかってしまいます。

 

睡眠時間も個人差はあるものの、だんだん長くなってきます。長く眠る赤ちゃんだと4時間、短くても2時間くらいで起きてしまいます。

 

基本的に3カ月を過ぎたころから夜は長く眠り、昼間は30分~2時間くらいに落ち着いてきます。また「夜泣き」や「たそがれ泣き」が始まる時期でもあります。夕方から夜にかけていつも同じくらいの時間帯にぐずぐずしたり泣きやまなかったりすることが多くなります。

 

この夜泣きやたそがれ泣きの原因ははっきりと解明されていません。「オムツでもない」、「お腹が空いているわけでもないのになぜ?」、と悩んだりイライラしたりしてしまうかもしれません。

 

でも赤ちゃんにとっての成長過程の一つなので深刻に考えず、抱っこしてスキンシップを取ったり、一緒に遊んだりしながら気楽に付き合いましょう。

 

筋力の著しい成長

少しずつ首周りの筋肉が安定して、首が据わってくる赤ちゃんも出てきます。布団に寝かせていても頭を活発に動かしたり、縦抱っこをしても頭があまりぐらぐらしなくなってきます。

 

しかし、まだまだ不安定さが残っているので、抱っこしたり移動させる際には必ず首をサポートしてあげましょう。また寝返りはまだまだ先になります。

 

何かの拍子に寝返ったとしても、それは偶然なので長時間放っておくことは避けましょう。!窒息してしまう恐れがあります。首据わりには個人差が大きいので、3カ月で首が据わっていなくても全然心配することはありません!

 

また手を動かす筋力が発達してくるので、おもちゃを握ったり、手を動かしたりできるようになります。何でも口に入れてしまうので、赤ちゃんの周りに小さなおもちゃなどを置くのは止めましょう。誤飲の原因になってしまいます。

 

自分の手に興味を持つようになるのもこの時期です。中には指しゃぶりを始める赤ちゃんも出てきます。指しゃぶりは五感を大きく刺激して、脳の発達に役立つと言われています。しばらくするとお気に入りの指が決まってきます。

 

視覚や聴覚なども発達してくるため、おもちゃで遊ぶことを喜ぶ赤ちゃんが増えてきます。カラカラ音の鳴るおもちゃのほうを向いたり、自分で掴んで鳴らしたりするようになってきます。

 

散歩に出て鳥の声や犬の鳴き声、触ったことのない花や葉っぱに触れてみるのも赤ちゃんにとっては楽しい遊びになります。

 

人見知り

生後3か月になると、だんだんいつもお世話をしてくれている人を認識してきます。いつも聞いているママやパパの声や抱っこの仕方に慣れてくるので、いつもと違う人が近くにいると不安になって泣き出してしまうことがあります。「人見知り」のスタートです。

 

外出のポイント

生後3か月になったら軽いお散歩やちょっとした買い物に出かけることができるようになります。でも、まだまだ赤ちゃんは疲れやすく色々な刺激を受けやすい時期なので、赤ちゃん機嫌が良い時に初めは30分程度から1時間以内にとどめるのが良いでしょう。

 

慣れてきたら頻度を増やしたり、毎日の外出や少しの遠出もOKです。毎日決まった時間のお散歩で生活リズムを作っていくことは赤ちゃんにとってもいいことです。

 

しかし真夏や真冬、雨の日など気候が良くない時は避けましょう。連日の長時間の外出も赤ちゃんが疲れてしまうのでやめましょう。また免疫力が付いてくるとはいえ、インフルエンザなどに感染してしまう恐れもあるので人混みは避けましょう!

 

これまで気軽に出かけていた近所のスーパーへの買い物でも、赤ちゃんと一緒となると想像以上に気を遣うと思います。慣れるまではママやパパも疲れて大変かもしれませんが、赤ちゃんにとってもいい刺激になるので万全の準備をして赤ちゃんとのお出かけを楽しんでください!

 

外出時の注意点!

赤ちゃん連れで外出する際に欠かせないのが「下調べ」です。例えばレストランに行くのであれば、「禁煙席があるのか」・「赤ちゃん連れOK」なのかなど調べておくとスムーズです。

 

ベビーベッドの貸し出しサービスを行っているレストランもあるので問い合わせてみましょう。せっかくの外出、トイレにオムツ替えや授乳スペースがなくて困った!なんてことは避けたいですよね。

 

電車での外出の際は、赤ちゃんが押し潰されたり、ベビーカーが邪魔になったりする危険性があるのでラッシュの時間帯は避けましょう。また、お店の商品など小さなものを気が付かないうちに手に取っていたり、口に入れていたりすることもあるのでしっかりと見ていてあげましょう!

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外出時の必需品はコレ!

 

赤ちゃんとの外出は「大荷物で大変!」という話をよく聞きます。「荷物を少なくして外出先で必要になったら買えばいいのでは?」という考え方もありますが、いざ必要になった時に近くにお店がなかったり、少量で売っていなかったり、など慌てる原因になります。

 

すぐ帰宅できる範囲の外出であればガーゼやウエットティッシュぐらいで十分ですが、時間がかかる外出の場合はやはりしっかりと準備しておくことが大切になります。何度も赤ちゃんと外出しているうちに荷物の優先順位が分かってくるので、それまでは少し大変ですが万全の準備をして外出したほうがいいでしょう!

 

*赤ちゃんとお出かけする際に必要なアイテムを紹介します*

✅ オムツセット (オムツ・お尻拭き・ビニル袋・おむつ替えシート)

✅ 着替え (最低1組)

✅ タオル (手や汗拭き以外にも防寒対策に)

✅ ガーゼやハンドタオル数枚 (よだれや鼻水拭きに)

✅ ミルクセット (ミルクの人は粉ミルク・哺乳ビン・湯ざまし・お湯)

✅ 授乳ケープ or 大判のストール (防寒対策にも)

✅ 母子手帳や保険証 (いざという時のために)

✅ お気に入りの音の出ないおもちゃ

✅ 除菌用ウエットティッシュ (赤ちゃんにも使える低刺激の物)

✅ ビニル袋( 着替えなどを入れる)

✅ 抱っこひも (ベビーカーでの移動でも長時間の外出の場合はあったほうが便利)

最近では赤ちゃん用休憩室に調乳用のお湯やおむつ用のビニル袋などを設置している場所も多くなりましたが、場所によってはない場合もあるので荷物にはなりますが持ち歩いた方が慌てずに済みます。

 

また、室内と外の温度差が大きい夏場や冬場は簡単に温度調整ができるように脱ぎ着しやすい服装にすると便利です。

 

*赤ちゃんの持ち物に気を取られてママの持ち物を忘れてしまうことが多くなるので、自分の持ち物にも注意しましょう!赤ちゃんの物はマザーズバッグなどに事前に準備しておくといざという時に慌てなくて済むので便利です。

 

脱水症状にもご注意下さい。脱水症状の危険性についてはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
脱水症状の5つの対処法【高齢者は注意して!】

 

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夏の外出の3つのポイント

 

暑さ・日差し・虫対策をしっかりと!

先に挙げた必需品の他に夏場ならではの必須アイテムが出てきます。それは、「暑さ・日差し・虫」から赤ちゃんを守るものになります。それでは具体的に紹介します!

 

*夏のお出かけ必須アイテム*

✅ 日焼け止め(赤ちゃん用の低刺激や敏感用の物)

✅ 日除けの帽子

✅ 虫よけスプレーor  シール(虫よけスプレーは月齢によって使えない場合もあるので注意!)

✅ 扇子やうちわ

✅ 紫外線&エアコン対策の薄手の長袖カーディガンなど

 

日光の注意点についてはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
顔に発症する日光アレルギーの原因とは【治療薬も徹底解説!】

 

注意点! 

夏場の散歩は太陽が高くなる前の日差しが比較的弱い午前中か少し涼しくなる夕方がおすすめです。服装は肌さわりが良く風通しの良いロンパース1枚と日除けの防止1枚で十分です。日差しが強い場合は長袖長ズボンが良いでしょう。

 

またベビーカーの赤ちゃんは地面に近いので相当な暑さを感じてしまうので要注意です!日中どうしても出かけなければならない場合は、なるべく日陰を歩いたりアスファルトからの反射熱を避ける工夫が必要です。

 

また背中に1枚汗取り用のガーゼを入れてあげると汗対策になります。

 

あせもの原因についてはこちらを参考にして下さい。

【関連記事】
あせもの原因はこれだった!【3つの治療法を解説】

 

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冬の外出の3つのポイント

 

防寒・乾燥・汗対策をしっかりと!

夏場とは違って、冬場は防寒や乾燥対策の保湿、意外なところではあせも対策が欠かせません。

 

*冬のお出かけ必須アイテム*

✅ レッグウォーマー (短時間の外出におすすめ)

✅ ベビーケープ (抱っこひもの場合)

✅ ブランケット or フットマフ (ベビーカーの場合)

✅ 保湿剤 (肌や唇が乾燥した時に塗る)

 

注意点!

服装は暖かいカバーオールを重ねた上に、防寒着を着せてあげましょう。防寒着は散歩など外を歩くだけなら足先までしっかり覆えるジャンプスーツがおすすめです。

 

外出先で暖房のきいた室内に行く場合は脱ぎ着しやすいジャンパーやフードが付いたパーカーなどが便利です。ベビーカーなどでの移動の際は足先が冷えてしまうので靴下をはかせて、風を遮るようにブランケットなどをかけてあげましょう。耳が隠れる暖かい帽子も必須です。

 

また意外に冬場でも汗をかいていることが多いので、背中を触ってみて汗をかいているようなら着替えるなどこまめに対応してあげることが冬のあせも予防につながります。

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